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内視鏡

苦しくない内視鏡
「内視鏡検査は苦しい」と言われていましたが、内視鏡検査に使う器具は自然に入れられる細くてやわらかな内視鏡になり、また検査方法も改善されました。さらに軽い鎮静剤を使用することでより楽に、そして安心して検査を受けられるようになりました。しかし、まだ鎮静剤などを使わない施設もあります。それは呼吸や循環状態への影響を心配されてのことだろうと思います。 ただ、今までの経験で年齢や併存疾患、体格などを考慮して適正な薬剤の使用量を決めます。今まで数万例の内視鏡を経験してきましたが、検査中にそういうトラブルに遭遇したことはありません。
私が鎮静剤などを使う理由は、もちろん患者さんが楽に受けられるためですが、もうひとつの大きな理由は検査の精度を上げるためです。鎮静剤などを使うことで咽頭部の反射を抑えることができますし、胃や腸を観察するときには空気や炭酸ガスで膨らませる必要があるのですが、その苦痛のためにげっぷしたり体が激しく動かすことを抑制できます。そのことは内視鏡の接触などで出現する出血や発赤が少なくなり、より微細な病変の観察が可能となります。
そういう理由で当クリニックでは苦痛のない検査をモットーにしております。ご心配の方は遠慮なくご相談ください。
また、内視鏡検査が終了した後は広いリカバリールームでゆっくり休んでいただきます。

内視鏡の最新の設備

当院は消化管内視鏡に力を入れております。
当医師は日本消化器内視鏡学会指導医ですので
安心してご来院ください。

拡大内視鏡

拡大内視鏡とはその名の通りで、内視鏡時に病変があったら瞬時に画像の倍率をupでき、 最大100倍まで拡大率を上げて微小ながんの初期病変でも詳細に観察が可能な、内視鏡の診断と治療を飛躍的に向上させる内視鏡装置です。
拡大内視鏡は陥凹型がんといわれる発育の早い危険ながんや、 LST(大腸の壁を這うように発育し、発見が難しく発見時には大きくなって発見されることが多い)というがんの診断に有用です。 また、内視鏡で切除する必要のある腺腫という腫瘍を的確に診断することが可能で、無駄な内視鏡治療をしなくてよい利点があります。 さらには、がんの内視鏡治療の適応を判断したり、治療後の再発や出血の予防などにも有用であります。

NBIシステムとは日本初の、粘膜表面の微細な血管を認識するシステムです。 内視鏡診断を飛躍的に向上させます。
がんがあると、この微細な血管パターンが変化します。 内視鏡検査時、わかりにくい腫瘍の発見の診断に有用です。 また、腫瘍の病理診断にも有用で、世界的にもとても注目されている画期的な内視鏡診断システムのひとつです。当クリニックでは内視鏡クリニックとしていち早く導入いたしました。

NBI

胃内視鏡検査

以前から胃がんは日本人に最も多いがんでした。現在でも部位別のがん死亡率を見てみると男女共に上位に位置しています。しかし、昨今がん全体の死亡率が上昇しているにもかかわらず、胃がんによる死亡率は漸減傾向を示しています。
その要因には、胃がん検診が広く普及したことが挙げられますが、検査方法が変わってきたことも大きな要因です。
これまでの胃がん検診の主流はバリウム検査でした。しかし、胃の内部を影絵を見て診断するようなバリウム検査より、ビデオカメラと同じように胃の内部を観察できる内視鏡検査の方がより詳しい観察を行うことができます。また、内視鏡検査は診断と同時に組織検査が行えるという利点もあります。こうしたことから、現在では胃がん検診においても内視鏡検査が主流となってきています。

胃内視鏡検査の流れ、準備方法

受付が済んだら、検査室へご案内します。

胃の中を綺麗にする薬をお飲み頂きます。

検査台に横になって頂きます。看護師がお顔の横に防水シートをしきます。

検査を楽に受けられるように、眠くなる薬(鎮静剤)を注射します。

内視鏡を挿入します。検査時間は5分から10分程度です。

検査終了後は、使用した鎮静剤のために少し体がふらつくことがありますので、しばらく横になって休んでから帰っていただきます。

検査結果は、目を覚まされた後に実際の画像をモニターで見ながら説明し、画像の入った検査結果をお渡ししますので検査当日に検査の結果を知ることができます。

細い内視鏡を使用しているので、苦痛はほとんどありません。なお検査後の車の運転は危険ですので、検査日の車での来院はご遠慮ください。
日本消化器内視鏡学会が定めた洗浄・消毒のガイドラインに従い機器の洗浄・消毒を行っているので、安心して検査をお受けください。

大腸内視鏡検査
内視鏡 PHOTO

近年、日本では、大腸がんの患者さんが増えています。すでに女性では、がん死亡の第1位は大腸がんです。
大腸がんをみつけるためには、まず大腸がん検診を受けていただくことが重要です。現在主に行われている大腸がん検診は便潜血検査です。食事制限なく簡単に受けられる検査ということで地域や職場の健診で広く普及しています。
しかし、便潜血検査が陽性でも、「大腸がんがある」ということではありません、大腸に何も異常がない場合もよく経験します。逆に陰性でも「大腸がんはない」ともいえません。なぜなら、大腸がんでも便潜血が陰性であることは珍しくありませんし、早期の大腸がんに限って言うとその大半は陰性です。特に進行がんになりやすい陥凹型の早期がんはその傾向が顕著です。
便潜血が陽性となったときには、必ず大腸の精密検査を受けていただくことがもちろん必要ですが、自覚症状がなくても、便潜血が陰性でも精密検査を受けていただくことが重要です。

大腸の精密検査には、注腸レントゲン検査と大腸内視鏡検査があります。花畑クリニックでは、主に大腸内視鏡検査をおすすめしています。
注腸レントゲン検査は体力的にも負担のかかる検査ですが、その割に精度は低く、また治療もできません。大腸内視鏡検査は徴細な病変まで観察ができ、必要な時は治療もできます。
大腸がんの確定診断するためには、大腸内視鏡検査をうけていただくことが必須です。

大事なことは、大腸がんの診断、特に早期発見には便潜血検査に頼らずに大腸内視鏡検査をうけるということです。

大腸内視鏡検査を受けるための簡単な流れ
検査2日前までに1度来院していただき診察と検査の説明を受けていただきます。

検査前日は消化の良い物を食べていただき、検査前夜に液体の下剤を飲んでいただきます。

検査当日の朝から2時間程かけて腸管洗浄剤2リットルを飲みます。

便がうす黄色の水のようになれば前処置は完了です。

検査衣に着替えていただき、検査台に横になっていただきます。

検査を楽に受けられるように、眠くなる薬(鎮静剤)を注射します。

内視鏡を挿入します。検査時間は腸の長さなどの個人差で多少違いますが、10分から30分程度です。

検査終了後は、使用した鎮静剤のために少し体がふらつくことがありますので、
しばらく横になって休んでから帰っていただきます。

検査結果は、目を覚まされた後に実際の画像をモニターで見ながら説明し、画像の入った検査結果をお渡ししますので検査当日に検査の結果を知ることができます。

大腸内視鏡検査を実施するには

大腸内視鏡検査を受けるには、まず一度来院していただき、診察を行い、大腸内視鏡検査が必要であるかどうかを判断します。その際は、健康診断のときの血液検査のデータなどがある場合は、できるだけ初診時に持参して見せてください。また、現在、内服しているお薬、もしくはお薬手帳もご持参ください。そして後に述べる検査などの危険性について説明し、同意していただけた場合は、スタッフからくわしく検査の説明をして前処置の薬をお渡しします。

花畑クリニックでは、大腸内視鏡検査中に切除した方がよいと思われるポリープなどが見つかった場合は、その場で内視鏡的ポリープ切除術(日帰り手術)を行うことができます。

大腸内視鏡検査は、大腸の中の便を全部出して空にしないと検査ができません。腸を空にする方法(前処置といいます)は、まず前日の夜に液体の下剤を飲んで頂きます。検査当日には2時間かけて腸管洗浄剤2リットルを飲みます。

2リットルというと多くて飲めないと思われるかもしれませんが、10分ごとにコップ1杯(180ml)を飲めばよいのです。

便がうす黄色の水のようになれば前処置はうまくできたことになります。
検査は通常は午後になります。

便秘の方で、おなかの中に硬い便がつまった状態で、いきなり前処置の下剤や腸管洗浄剤をのむと、腸がパンクしてしまうこともありますので、あらかじめご相談ください。
便秘の状態で前処置を行うのは、痛みの原因にもなり、とても危険なことです。

鎮静剤および痛み止めをあらかじめ注射して更に楽に検査に望んで頂けるようにしています。

費用は、初診時が、およそ5000円、大腸内視鏡検査のみの場合は、3割負担の方で1万円前後、組織検査を行った場合は、1万3000円から2万円、ポリープ切除を行った場合は、2万4000円から3万円前後となります。

大腸内視鏡検査・ポリープ切除などの内視鏡的手術・検査の際には、出血(頻度はおよそ1%)や穿孔(腸に穴があくこと:頻度はおよそ0.1%)などの偶発症があります。
当院では、その予防法としてポリープを切除する際に、まずポリープの下の粘膜に止血作用のある物質を含んだ生理食塩水を注入して腸の壁を厚くします。
その後金属の輪(スネア)をポリープの根元にかけて締め上げ、電気を通して焼き切ります。
切除面は、出欠や穿孔の予防のために、金属のクリップで留めます。
治療はすべてそうですが、この治療法も残念ながら100%安全な治療ではありません。これらの説明に納得していただけた場合は、検査・手術同意書に署名をして頂きます。

万が一、出血、穿孔などがおきた場合は、連携する病院に入院して治療します。場合によっては、緊急手術が必要となります。この場合の入院治療に必要な医療費は患者さんの負担となりますのでご了承ください。