院長ブログ

2012年5月31日 木曜日

スキルス胃癌について補足

ここ何回かの記事でスキルス胃癌についていろいろ書いてきましたが、もうひとつ書いておかなければいけないことがあります。
それはスキルス胃癌はもちろん怖い癌の代表ですが、胃癌全体から見ると非常に少ない癌であるということです。
その他にも内分泌細胞癌などスキルス胃癌と同じように、いやスキルス胃癌よりもっとたちの悪い癌もありますが、
こういう癌もまれです。頻度の多いタイプの胃癌は、現在の性能の良い内視鏡を使うと早期発見が可能です。
何回も言うようですが、癌の初期はどこの癌でも痛くも痒くもありません。とにかく定期的に精度の高い検査を行うことをお勧めします。
癌から身を守るためにはそれしか方法はありません。

胃癌から命を守るためには定期的な内視鏡検査を花畑クリニックで

投稿者 医療法人社団 緑水会 | 記事URL

2012年5月25日 金曜日

スキルス胃癌・・・続き

前回はスキルス胃癌について書きましたがスキルス胃癌を発見することが出来るんだというところで終わっていましたので今日は続きを書きたいと思います。
さあではどうしたら発見できるのでしょうか。ここでもうひとつ誤解されている方が時々いらっしゃいます。
それはスキルス胃癌は内視鏡よりレントゲン検査(バリウム検査)の方が発見しやすいと思っている人です。外来で時々そういう質問を受けます。
これは進行癌のことです。時々、早期のスキルス胃癌が学会や研究会などで発表されますが、その発見の契機はほとんど内視鏡検査です。
スキルス胃癌は胃の内腔表面(粘膜表面)に露出しにくく、壁のなかを這うように広がるから発見しにくいのですが、粘膜面にも色調など多少変化が起こります。
早期がんの段階でそのわずかな変化を捉えられるかどうかがポイントです。レントゲン写真は白黒ですので色調はわかりません。
実はこれが難しいので早期発見が困難なのですが、そのためには以前の所見を参考にしながら定期的に検査を行うことが重要です。
前回所見との変化も重要なのです。
また内視鏡の機器も拡大機能や狭帯域光観察などの特殊な機能を持つようになって、観察能力は確実に向上しています。
同じスキルス胃癌で手術をされましたが、ご健在でいらっしゃる王貞治さんは頻回に内視鏡検査を行われていたと聞いています。
ですから、私も少なくとも1年に1度の内視鏡検査を受けられることをお勧めしています。

内視鏡検査を受けるなら花畑クリニックで

投稿者 医療法人社団 緑水会 | 記事URL

2012年5月18日 金曜日

スキルス胃癌とは

先日、芸能人の元ヒップアップの小林さんがスキルス胃癌で亡くなられたことが報道されました。
スキルス胃癌で亡くなられた方というと私の青春時代のアイドルの堀江しのぶさん、さらにニュースキャスターの逸見政孝さん、また女優塩沢トキさんなどがあげられます。
芸能人が亡くなるとスキルス胃癌とは何ぞやといろいろ報道されます。
すなわち若い人に多く、発見が困難で、すぐ進行し、予後が悪いということなどですが、それはすべて正解です。しかし、時々誤解されていることがあります。
まず、スキルス胃癌だって早期胃癌の段階は必ずあるということです。
確かに発見困難で、進行癌にならないと発見しにくいのですが、決していきなり進行癌になるわけではないのです。
以前から私が主張しているように、臓器にかかわらずどこの癌でもそれから命を守るには、いかに早い段階で発見するかにかかっていると言っても過言ではありません。
スキルス胃癌でも転移のない超早期の段階で発見されればほぼ100%助かります。
ではスキルス胃癌の早期発見は不可能なのでしょうか。そんなことはありません。
困難ということと不可能ということは違います。確かに現在は早期のスキルス胃癌を発見したら学会報告できるぐらいに珍しいと言わざるを得ませんが、
不可能ではないということです。
さあではどうすればいいのでしょうか、長くなりますのでどうすればいいかは又次回お話しします。

胃内視鏡検査を受けるなら花畑クリニック

投稿者 医療法人社団 緑水会 | 記事URL

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